クローブの効能〜香辛料としても使われるスパイシーで刺激的な香りのアロマ

クローブは「丁子(ちょうじ)」とも呼ばれ、中国では古くから漢方薬の材料として使われてきた植物です。

精油が採れるのは花の蕾。この蕾をオレンジに差し込んで作ったポマンダーは、欧米では魔除けとしてクリスマスの時期によく作られていますね。

アロマオイルとしてはちょっと刺激が強くて、普段使いにはあまり向いていないクローブですが、どのような効能があるのか、その使い方などもあわせてご紹介します。

クローブの効果効能

 

クローブ 効能 アロマ

クローブは痛みを抑える作用に優れていて、鎮痛作用を通り越して麻酔作用ともいうべき、強力な働きがあります。

中国では、歯が痛い時にこのクローブの蕾を噛んで、痛みを和らげたそうです。

クローブの花は開いてしまうと香りが落ちるので、蕾の状態で摘まれて、精油が採られるのです。

精油のプロフィール

  • 科名:フトモモ科
  • 学名:Eugenia caryophyllata
  • 抽出部位:花の蕾
  • 抽出法:水蒸気蒸留法
→抽出部位として花の蕾が使われるのはクローブだけです!試験を受ける人はしっかり覚えましょう!

主な作用

  • 抗菌作用
  • 抗ウィルス作用
  • 子宮強壮作用
  • 通経作用
  • 抗菌作用
  • 抗真菌作用
  • 神経強壮作用
  • 駆虫作用
  • 麻酔作用
  • 抗寄生虫作用
  • 健胃作用
  • 消化促進作用
  • 駆風作用
  • 免疫刺激作用
  • 血圧上昇作用

適用例

  • 歯と口腔の感染症
  • 歯痛
  • ウィルス性疾患
  • 流行性感冒
  • 帯状疱疹
  • ヘルペス
  • マラリア、コレラ
  • 皮膚真菌症
  • 感染性ニキビ
  • 気管支炎
  • 副鼻腔炎
  • 下痢
  • 膀胱炎
  • リウマチ

心への作用

スパイシーでピリッとした刺激のある香りは、少し元気がなくなっている時に気分を明るくしてくれます。

私は単品で嗅ぐと、どうにも正露丸のような香りにしか思えないのですが、柑橘系の香りとブレンドすると少しやさしい香りになります。

疲れているけどもう少し行動力が欲しい!元気が欲しい!という時に使ってみて欲しい香りです。

身体への作用

歯の痛みを緩和するために使われることが多く、口の中の健康維持にも使えます。手作りの歯磨きペーストなどに入れる人も多いですね。

また、菌やウィルスに強いので風邪全般によいとされています。

身体を温める作用もあるので、冷え性の方にも向いているアロマです。

クローブの禁忌事項

とても皮膚刺激の強い精油なので、決して原液を触らないこと。とても痛いです。
5歳以下の幼児、妊産婦には使用しないこと。

クローブの使い方・楽しみ方

 

クローブ 効能 アロマ

クローブにはオイゲノールという、とても刺激の強い成分が入っているので、使い方には少し注意が必要です。

原液は絶対に触らないこと。そして、肌につける場合は、1%以下の濃度で使うことを守ってください。

仕事で頭が煮詰まっている時に

どうにも頭が疲れて集中できない、そんな時にクローブの香りを嗅ぐと、やる気も出て集中力や記憶力が向上します。

単品で使うよりは、オレンジスイートとブレンドするのがおすすめ。スパイシーさが和らぎ、リラックスできる香りになるでしょう。

胃の調子が悪い時に

クローブには胃腸の調子を整える働きがあるので、

  • 胃もたれ
  • 胃痛
  • 膨満感
  • ガスだまり

などの症状がある時に適していますね。

特に女性は冷え性から来る胃腸の不調もあるので、血行が悪いために胃の働きも悪くなっている人にはとてもおすすめのアロマです。

<マッサージオイル>

  • ホホバオイル 大さじ1
  • クローブ精油 1滴
  • コリアンダー精油 1滴

これを混ぜてお腹に塗ってみてください。

クローブは刺激が強いので、低めの濃度からスタートしましょう。肌が弱い人は、必ずパッチテストをしてから使ってください。

※パッチテストとは
腕や太ももの内側など、肌が柔らかいところに塗って一晩おきます。かゆみや赤みなどのトラブルが起きないことを確認してから使ってください。

歯の痛み、お口の健康に

口の中に直接塗るのは刺激が強すぎるので、0.5%以下の濃度で作ったオイルを痛みが気になる当たりに塗ってみましょう。

小さじ2のオイルに対してクローブ1滴が0.5%の濃度になります。

うがいをするなら、精油よりもクローブのハーブティーの方がいいかもしれません。

ゴキブリ除けに

クローブはゴキブリに対して即効性のあるアロマとしても知られています。もし家の中で見つけてしまったら、ゴキブリが出そうなところに使いたいですね。

コットンに1滴たらして、通り道になりそうなところにおいてみてください。

ただし、クローブの香りはとても強いので、何滴も使うと家中がクローブ臭になって大変なことになりますから、使う時は量に気をつけてください。

色々ブレンドして楽しんでみよう!

クローブ 効能 アロマ

クローブは刺激の強い香りではありますが、同じスパイス系の香りとは相性が良く、また柑橘系とも合わせやすい香りです。

単品で芳香浴に使うと部屋の中が正露丸のような匂いになってしまうので、他の精油と合わせながら、自分なりの「やる気の出る香り」を作ってみてください。

ライター紹介

奈南有花アロマテラピーインストラクター&フリーライター

投稿者プロフィール

アロマセラピストスクールメディカルアロマ講師兼副学長
2012年まで社会保険庁(日本年金機構)にて年金関連業務に携わり、「消えた年金問題」などで大変忙しい時期を過ごす。その時の経験も活かし、年金・社会保険については「真実」の情報発信をしている。
また肌の弱かった長女のために様々な自然療法を試すうちにアロマテラピーにたどり着き、独学で勉強を始め、2010年にはアロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターの資格を取得する。 現在、多方面の経験を生かした記事を書く「webライター」としても活躍中。
【専門分野】社会保険・年金の仕組み、手続等。アロマテラピー全般。美容・健康・食について

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