マロウブルーという、青紫色のキレイな色のハーブティーをご紹介します。
喉の痛みなどによく、風邪の季節は大活躍するハーブティーです。
目次
マロウブルーのプロフィール
マローブルーはその名の通り、青い色をしたハーブティーです。
青というよりは紫に近い色ですね。
お湯を注いだ時にはキレイな青紫色なのですが、ここにレモン果汁をたらすとピンク色に変化します。
この色の変化から「夜明けのハーブ」とも呼ばれています。
色の秘密はアントシアニン
アントシアニンという成分の名前を聞いたことがありますか?
ブルーベリーなどに含まれる、青紫色(または赤紫色)の色素の名前です。
マロウブルーの色の秘密はこのアントシアニンなんですね。
和名では「ウスベニアオイ」と呼ばれるのはこの色から来ているのです。
マロウブルーの効能
マロウブルーは消化器系に良い働きをしてくれますが、特に喉に良いとされるハーブ。
粘膜を保護する働きがあるので、
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- 喉の痛み
- 咳
- 花粉症の症状
などに良い働きをします。
口から腸にかけての粘膜の保護
粘膜系の保護に良いとされるのは、ペクチンとタンニンを含んでいるからです。
- 喉の風邪
- 気管支炎
- タバコの吸い過ぎ
など、呼吸器系のトラブルがある時に飲むといいですよ。
また胃や腸の粘膜も保護してくれるので実はお腹の調子が悪い時にもおすすめなのです。
うがい薬の代わりに
ちょっと喉がイガイガするなと思ったら、飲むだけでなくうがい薬の代わりに使うといいでしょう。
作り置きをすると色はあせてしまいますが、効能はそのまま。
出掛ける前に作っておき、帰ってきたらマロウブルーティーでうがいをすると喉もスッキリします。
肌の炎症にも
炎症を鎮める働きもあるので、化粧水代わりにも使えます。
マロウブルーティーをコットンに浸して肌荒れしているところにパックしてみましょう。
マロウブルーティーの美味しい飲み方
マロウブルーは淹れたての色が一番キレイなので、必ず沸かしたてのお湯を使い、色が出てくる様子も楽しんでみてくださいね。
1人分はティースプーンに山盛り1杯くらい。
ティーポットにハーブとお湯を150〜180cc入れて5分ほど蒸らします。
色が均等になるように、ティーポットを少し揺らして、全体を混ぜてください。
茶こしでカップに入れたら出来上がりです。
水出しもできる
マロウブルーは水出しでも楽しめるお茶です。
ホットの時よりもちょっと多めのティースプーン山盛り3杯のハーブに常温の水を750ml加えます。
数時間置いておくと、キレイな青紫色のお茶になります。
レモンをたらしてみて!
これは是非試して欲しい。
あまりたくさん入れなくても大丈夫ですから、ほんの数滴たらしてみてください。
色の変化が美しくて、飲むのがもったいないくらいです。
はちみつを入れても
ただし、と言ってはなんですが、マロウブルーはすごく美味しい!というお茶ではないと私は思っていて。
こればかりは好みがあるので何ともいえませんが、ラズベリーリーフとかレモングラスなどに比べると、ちょっと薬くさいような感じがします。
ですから、もし飲みづらければ、ハチミツを加えてみてください。だいぶ美味しくなると思います。
おすすめのブレンド
ブレンドするなら、ビタミンCたっぷりのローズヒップ。
風邪の季節には免疫力アップにも役立ちます。
もしくは色が楽しめるマリーゴールド。マリーゴールドは粘膜の保護にもいいですしね。
マリーゴールドは黄色いハーブなので、やや緑色に近い色のお茶になりますよ。
風邪の季節には大活躍のマロウブルー
時間をおくと色が段々あせていってしまうので、ぜひ淹れたてのキレイな色を楽しんでください。
喉の保護にはとてもいいお茶なので、風邪の季節には大活躍しますよ!