「水分補給しなくっちゃ」とまわりに言われるんだけど、「そんなに水は飲めない」という方も多いですよね。
以前、美意識高い系のモデルさんが、「一日5リットルも6リットルも飲んでる」と話題になり、美容やダイエットにもいいと水を大量に飲むことが流行った時期もありますが、飲み過ぎは、胃酸が薄まったり、カラダが冷え、代謝も悪くなり、美容にいいどころか、健康にもよくありません。
一部の「飲みすぎ注意」の方を除いて、
一般的には、水分が足りていない人が多いのが現状です。
それでは、一日にどれくらい水分補給をすればよいでしょうか?
内臓調整療法師として、一日に必要な水分量や上手な水分の補給の仕方をお伝えいたします。
目次
水分足りてますか?!知っておくべき一日に必要な水分量とは?!
これからの時期、水分補給が足りないと真っ先に頭に浮かぶのは、「熱中症」ではないでしょうか?
体の60~70%は水分と言われ、摂水量が足りなければ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まってしまうと厚生労働省のホームページでも、水分不足のリスクを訴えています。
私たちが生きていくために「水」は欠くことのできない存在ですが、その摂取量が不十分であることによる健康への障害が多くの悲劇を引き起こしています。児童生徒等を中心にスポーツなどに伴う熱中症による死亡事故は後を絶ちません。また、中高年で多発する脳梗塞・心筋梗塞なども水分摂取量の不足が大きなリスク要因のひとつとなっています。これら脱水による健康障害や重大な事故などの予防には、こまめな水分補給が効果的です。
「喉が渇いた」という感覚がある時点で、カラダはすでに水分不足!と意識をしておきたいです。
一日に必要な水分量とは?!
一日必要な水分量は、1.5リットルから1.8リットルが目安となります。
もちろん、体重や仕事の内容(外の仕事や内勤など)によっても異なりますが・・・
体重×30ミリから35ミリが目安となります。
例えば、体重60キロの方は、1.8リットルは最低必要な水分量となります。
いかがですか?
60キロの方でも、「一日1リットルも飲んでない」という方が大半なのではないでしょうか?
「あれ?!全然足りてない」と驚かれる方も多いですよね。
一回の水分摂取量
カラダが一度の摂取できる水分量は、200ミリから250ミリ、つまり約コップ一杯分となりますので、一度にがぶがぶ飲むのは、避けましょう。
なぜ一度に大量の水分を摂取するのがよくないかと言うと・・・
一度に吸収できないため、尿として排泄しなければならなくなり、腎臓の負担にもなってしまいます。
また、血液の塩分濃度が薄まってしまうため、pHのバランスが崩れ、カラダに必要な酸素や栄養が運ばれにくくなり、だるくなったり、更に腎臓以外にも他の内臓の負担になってしまうので、がぶ飲みには注意が必要です。
コップ一杯以内の量をこまめに、ゆっくり摂水することが大事なんです。
一気にがぶ飲みする行為は、頭痛やめまい、むくみの原因にもなりやすいので、少しずつ、できれば唾液と混ぜながら、ゆっくり飲むことを意識してください。
水分補給の種類は?!
水分の補給は、真水で!!
サイトによっては、お茶やコーヒーでもいいと書いてあるのもありますよね。
お茶やコーヒーは、利尿作用があるので、
一日1.5リットルから1.8リットルが目安に含まれません。
利尿作用があるので、飲んではダメということではく、お茶やコーヒーは、あくまで嗜好品。
水分補給は、なるべく常温で摂りましょう。
グラスに氷を入れたり、あまり冷たいお水でなく、常温がおススメです。
ただし、これから暑くなる季節、水の保管方法にご注意くださいね。
口をつけたペットボトルは、なるべく早く空けるうようにしてくださいね。
これから暑い季節は、車に放置したペットボトルの水は、飲まないようにして欲しいです。ペットボトルの成分が水に溶けだすリスクもあるので・・・
賛否両論ありますが、個人的には、ホットのペットボトルは、飲まないようにしています。
「水分は割と摂っている方」とおっしゃる方も、
お茶やコーヒーを除くと意外と水分補給できていない方も多いですよ。
自分にあった水のおススメ
整体師として、よくクライアントの方から「どこの天然水がおススメ?!」と聞かれることが多いです。
その際、「ご自身のカラダに合ったお水がいいですよ」とおススメしています。
どんなお水かと言うと・・・
ストンと胃まで染み渡る水は避けるです。
硬水がいいとか、軟水がいいとか迷われる方も多いですが、胃に落ちない水が自分のカラダにあっているということは、あまり知られていません。
実は、自分に合っているお水は、胃まで落ちずに、胸の真ん中のあたりで、スーッと消える水がいいです。
胸の真ん中から鎖骨の下のリンパなど経由して、全身へ必要な箇所へ水分が運ばれていくのです。
これが、本当の水分補給だと考えています。
「え?!水って、みんな胃で吸収するんでしょ?!」と言われますが・・・
みなさんあまり意識しながら飲んでいないので、気がつきにくいですが、
是非色んなお水で試してみてください。
「胃まで落ちない」、「胸のあたりで消える」という感覚が分かると思います。
個人の感想によりますが、「あれ?!本当だ」「あれ?不思議」と驚かれる方も多いです。
その感覚で、お茶やコーヒーを飲むと胃に落ちるっていう感覚も分かってくると思いますよ。
ビールは、胃に染みるっていう感覚(胃に落ちる)は、既にご存知ですよね(笑)
ビールは、明日への活力になることはあっても、残念ながら水分補給したことになりませんので、ご注意ください。もちろん飲みすぎないようにしてくださいね。
最後に・・・
いかがでしたか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
水分が不足すると肌荒れの原因になったり、目に輝きがなくなったり、水分は健康だけでなく、美容にも必要なんです。加湿器などであなたの素敵なお肌に水分補給することも大切ですが、真水を常温で飲むことで、カラダの中から潤いを保ちましょう。
今回一日に必要な水分量として大切なポイント4つをご紹介させて頂きました。
- 自分のカラダに合った水
- 適量に
- こまめに
- ゆっくり
が大事なんです。
血液がドロドロにならないように、
喉が渇いたと自覚する前に、水分をこまめにしっかり
摂ってくださいね。
また年齢や体重だけでなく、
お仕事の種類によって、適切な水分量も多少異なりますので、
少しずつ、量を増やしたり、減らしたりなどをして、目安を参考に
ご自身の適正な水分量見つけてくださいね。
腰痛などでお越しになる方で、「腰がつらいんです」とおっしゃいながら、
実は、「つらいのは腰じゃなくて、むしろ背中の下部じゃないですか?」
「あっ、本当だ、腰じゃなくて、言われて気がついたけど背中の下の方です」
という方は、水分不足か「がぶ飲み」による腎臓の疲れがでているかもしれません。
心当たりのある方は、上記の4点を意識しながら、水分補給をしっかりすると共に、
天然ミネラルたっぷりのお塩なども積極的に摂るようにしてくださいね。
追伸・・・
便秘がちで、水分補給をしている方は、あえて胃に落ちる水を飲むのは、例外的におススメです。胃に落ちる水は、カラダは早く体外に出そうとします。その出そうとする力を是非活用してみてください。
とは言え、くれぐれも「がぶ飲み」はしないでくださいね。
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