一人暮らしだと、野菜が安売りしている時にまとめて買っても使い切れなくて困ることがありませんか。
捨てるのはもったいないし、冷蔵庫に入れておいても新鮮さが失われてしまいます。
そこで冷凍して保存したいところですが、野菜によって適した保存法が違うんです。
今回は、野菜別に適した冷凍保存の方法をご紹介するので、まとめ買いをした時の参考にしてください。
目次
生のまま冷凍できるもの
下茹でなどしなくてもそのまま冷凍できる野菜です。
キノコ類
椎茸などのキノコ類は、冷凍することによって細胞が壊れ、調理する時に旨味が出てくるので生のままよりも冷凍してから使った方が美味しいんですよ。
椎茸はスライスするなど適当な大きさに切って、しめじなどは石突きを取って小房に分けて冷凍するといいでしょう。
玉ねぎ
玉ねぎは比較的日持ちのする野菜ですが、生のまま冷凍することが出来ます。
ただ、まるごと冷凍するのではなくて、スライスしたりみじん切りにして冷凍してください。
調理をする時は冷凍したまま使うことが出来ます。
香味野菜
万能ネギなどは使うのはちょっとでいいのに、束で売っているから余ってしまったりしますよね。
そんな時は小口切りにしてタッパーに入れて冷凍しましょう。そのまま味噌汁に入れたり、麺類に入れるなどして使えます。
にんにくも日持ちはしますが、その都度切ったりするのは手ににおいもつくし大変ですよね。一度に冷凍してしまえば後が楽になります。
スライスしたりすりおろすなどして冷凍しておけば、そのまま調理に使えます。
ちょっと下ごしらえが必要なもの
基本的には生で冷凍できないので、カットするだけではなく、少しだけ手間が必要な野菜です。
クックパッドなどでも冷凍のコツが色々紹介されていますが、ちょっとひと手間かけることで冷凍が可能になるんです。
ほうれん草、小松菜
ほうれん草などの青物は生のまま冷凍するのではなく、一度下ゆでして水気をしっかり切り、小分けにして冷凍すると色を保ったまま保存できますよ。
アスパラガス、ブロッコリー
食べやすい大きさに切って茹でてから冷凍しておくと、さっと解凍してサラダに使ったり、炒め物などにも使えます。
さつまいも、かぼちゃ、じゃが芋
さつまいもやかぼちゃなどほくほくした野菜はしっかりゆでてから潰すか裏ごしして冷凍します。
じゃがいもはゆでてそのまま冷凍するとぼそぼそになって非常に美味しくないので、必ず潰して冷凍してください。
大根
大根はそのままでは冷凍に適さないので、大根おろしにして水分を少し切った状態で冷凍するといいでしょう。
人参
人参も塊のまま冷凍するとぼそぼそになってしまうため、茹でて潰すか、千切りやみじん切りにして冷凍するようにします。
きゅうり
きゅうりはそのままだとベチャベチャになっていまいますので、まずはスライスし、塩揉みして余分な水分を抜きます。
それから水気を切って冷凍します。
解凍すると生のシャキシャキ感は失われているので、ポテトサラダに混ぜるとか、なにかに入れて食べるのがいいでしょう。
冷凍の期間は1か月が目安
冷凍保存といっても、いつまでも冷凍できるわけではありません。なるべく新鮮さを損なわないうちに食べるには、1ヶ月を目安に使い切りましょう。
自然解凍はしないのが基本
冷凍した野菜は冷凍のまま調理に使うのが基本です。
自然解凍をすると水分が出てきてベチャベチャになってしまうからです。炒め物や煮物など、凍ったまま材料を入れて料理しましょう。
下ゆでしてある野菜は一度火を通してあるので、加熱時間を短くするなど調理の時間を変えてください。
冷凍保存に適さないもの
水分の多い野菜、葉もの野菜、繊維の多いゴボウなどの根菜類は冷凍にあまり適していません。
- キャベツ
- レタス
などはそのまま冷凍すると美味しくなくなってしまうので、スープなど加工できるなら調理してから冷凍するようにします。
トマトは水分が多く、冷凍後の生食には向きませんが、スープやソースに使うのであれば冷凍保存もOKです。
まるごと冷凍すると、水につけるだけで皮が剥けるので、トマトソースを作る時には便利かもしれません。
使う時のことを考えて冷凍すること
例えば生姜などは、そのまま冷凍するのではなくてすりおろしたり、みじん切りにして冷凍することで、解凍の手間もほとんどいらずそのまま調理に使うことが出来ます。
基本的にはどの野菜も一口大に切るなど、そのまま調理できるような形にして冷凍するようにしましょう。