これから暖かくなって友人たちと桜を見にドライブしたり、旅行に行ったりと楽しい計画を立てている人もいるのではないでしょうか。車何台かで旅行に行くよりも、1台にみんなで一緒に乗って交替で運転をするなんて事もあるかもしれません。
もし、あなたが運転をしている時に事故に遭ってしまったらどうしますか?今日はそんなテーマで進めていきたいと思います。
目次
“一日”自動車保険が発売された背景
若者のクルマ離れ
<財団法人交通事故総合分析センターデータ(2007年)>によると、30代から50代までの世代別車両保有数が80%以上なのに対して20代は56.9%と、自動車を持っていない若者がいかに多いかがわかります。
そして、昔は自動車に対して持っていた憧れやステータスが、今の若者にとって単なる「足代わり」「移動手段のひとつ」と変わってきているとの事です。
たしかに、どこかに旅行に行くにも電車や飛行機を使えば楽に移動出来ますし、自動車を運転していたら美味しいお酒も飲めません。車を持っていても保険代やガソリン代、車検代に税金と多額の維持費はかかりますから、尚更今の若者からは敬遠されてしまうのかもしれません。
消費の減少、自動車を持つコストの抑制
日本のGDPや個人消費が減少した事も理由のひとつと言われています。また、年収400万円以下の世帯が増加している事から、旅行や自動車のための支出が抑制されて、自動車を持たないと言う傾向に繋がっています。
自分の自動車を持っている人であれば自動車保険に加入出来ます。そして他人の車を運転しても「他者運転特約」と補償がありますので、他人の車を運転中に事故を起こしても自分の自動車保険を使う事が出来ます。
しかし、免許は持っていても自動車を持っていなければ自動車保険には基本的に加入出来ませんから、他人の車を運転する際には無保険で運転すると言うリスクにさらされます。
たった一日だけでも加入出来る自動車保険と言う事で、加入手続きも簡単で保険料も安いこの“一日”自動車保険が発売されるようになりました。
“一日”自動車保険はどんな保険?
保険料はワンコイン!補償内容もシンプル!
保険料は最安で一日500円とかなりお得です。車両保険を付けても一日1,000円とお手頃ですので、必要な時だけ保険を掛ける事で無駄な出費を防ぐ事が出来ます。
大手損害保険会社の販売する保険を参考に解説しますと、補償内容は大きく4つだけとシンプルです。以下にまとめてみましたので確認してみましょう。
- 対人、対物賠償は無制限(賠償責任保険)
- 借りた車を運転中の事故で自分や搭乗者がケガした時の補償(傷害保険)
- 借りた車が事故で壊れた時の補償(車両保険)
- レッカーなどのロードサービス
3番目の車両保険を付けた場合は保険料が1,000円になりますが、事故後の車の持ち主とのトラブル回避のためにも車両保険は加入しておいたほうが良いでしょう。
こんな時に便利!
この自動車保険はこんな時に利用すると便利です!
- ・親の車を借りる時
借りる親の自動車保険に運転者限定や年齢制限のと特約が付いていると、あなたが乗って事故を起こした場合に補償がされない場合があります。 - ・友人の車を借りてドライブする時
借りた車で事故を起こして、その友人の保険で保険金の支払いを受けると、次の年の保険料が上がって友人に迷惑を掛けてしまいます。
契約手続きは携帯やスマホで完結!
加入手続きは携帯電話やスマートフォンから出来ます。専用アドレスに空メールを送るか、QRコードを読み取り専用サイトにアクセスします。必要事項を入力していけば事前手続きは完了です。
事前に車を借りる人の情報を登録する必要がありますので免許証などを予め準備しておくとよいでしょう。
そして実際に車を借りる日程が決まったら、今度は借りる車のナンバーを登録します。登録が完了したら確定ボタンを押して契約が締結します。保険料は携帯電話の使用料と一緒に引き落としがされるので保険料を支払う手間もかかりません。
最後に注意点を確認しよう!
簡単に手続きが完了する“一日”自動車保険ですが、いくつか注意点がありますので事前に確認しておきましょう。
- 事前登録と利用開始日の間隔が一定期間以内だと車両保険を付ける事が出来ない
- 利用出来る車種や用途は『自家用(普通・小型・軽四輪)乗用車』のみ
- 自分の車では加入出来ない
- 18歳以上の免許のある個人しか加入出来ない
- 加入手続きは携帯電話かスマートフォン、タブレット端末のみ(電話や書類での加入は不可)
いかがでしょうか。自動車を持っていない人で運転をする人はこの保険をうまく利用して、この春のドライブを楽しんでください。