桜丘宇山緑地

世田谷通りを少し入った場所にある桜丘宇山緑地は、遊水地です。遊水地とは、洪水時、河川の流水を一時的に氾濫させる土地のこと。樹木が茂り、緑豊かで公園のようにベンチはありますが、遊具はありません。今回は、遊水池や、桜丘宇山緑地周辺について紹介します。

広場でありながら遊水地でもある桜丘宇山緑地

桜丘宇山緑地は、1,470 ㎡の遊水地です。遊水池と表記される場合もあります。遊水地は、土地の一部を低くして河道などからあふれた水を一時的に貯留。そうすることで、洪水被害を軽減するためにつくられます。桜丘宇山緑地は、緑地の大部分が窪地となっているため、遊水地として整備されました。敷地内には、「ここは遊水池です。夏場などの急な大雨の際、南側水路の水位の上昇と同時に、緑地内に水が入ってきます～」という注意書きがあり、雨水の排水路として機能していることがうかがえます。

雨が降っていないときは、樹木がうっそうと繁る緑豊かな広場です。敷地内には遊具などはありませんが、ベンチと多目的トイレが設置されています。一見空き地のような土地ですが、木陰もあるので、風に吹かれてのんびりするにはよい場所です。

桜丘はどんな場所？

桜丘宇山緑地がある桜丘は、緑が多く、周囲には畑や通りには農作物の直売所がある長閑な町です。桜丘宇山緑地の住所は、桜丘です。桜丘の地名の由来は、1964年、この地域の住所変更の際にこの地にあった桜丘小学校にちなんだもの。桜丘にある宇山地区は、昔、宇奈根山谷と呼ばれた地域です。それが、後に短縮され、現在の宇山となったと言われています。宇山は、うざんと読みます。

この地は、かつて多摩川沿いの宇奈根に暮らしていた人々が洪水などを機に移り住んだ土地と考えられています。

桜丘宇山緑地周辺は、世田谷によくある都会近郊型地域。東京都というイメージからは少し遠い、田園風景が広がっています。現在も住宅地の合間に農地が。貸し農園もいくつかあり、土いじりをしたい、野菜を育てたいという人たちは利用できます。

桜丘宇山緑地周辺の公園

桜丘宇山緑地周辺は、長閑な住宅地。周辺には、東京農業大学や馬事公苑などがあります。少し歩けば、環八通り沿いに砧公園も。

上用賀公園

日当たりのよい明るい空間で、ほどよい広さの公園。園内には、芝生が敷かれた広場があり、そこには木のぬくもりが感じられる木製のアスレチック遊具もレイアウトされています。公園の周囲には、約30本の桜が植栽されています。子どもを遊ばせながら、お花見も楽しめるという贅沢を味わえます。豪雨対策として、雨水貯留槽や雨水貯留の機能を高めるレインガーデンと呼ばれる窪地が整備されているのがこの公園の特徴。このほか、園内には水飲み、トイレ、災害用マンホールトイレのほか、断水時・災害時に使える井戸などの施設も設けられています。（桜丘宇山緑地から徒歩約5分）

おいでよ用賀

上用賀公園

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出典：世田谷区立上用賀公園　2016年4月に開放された公園。ほどよい広さで、日当たりのよい明るい空間です。近くには馬事公苑や砧公園もありますが、地元ならではの心地よさが息づくのが世田谷区立上用賀公園の魅力。どんなところが心地よいのか…。上用賀公園の魅力を紹介します。近くには、東京農業大学や馬事公苑渋谷に近く、治安が良い街として知られる用賀。そこからバスで移動できる上用賀には、世田谷美術館や馬事公苑、東京農業大学などがあります。アカデミックな雰囲気は、子育て世代をはじめ、多世代に人気です。用賀駅から...

上用賀六丁目広場

世田谷通りへ続く道を入った場所にある上用賀六丁目広場。広場は、道を挟んで、2か所にあり、片方の広場には、すべり台、ぶらんこ、鉄棒のほか、柵が施された砂場があります。もう片方の広場は、少し奥まった印象で細長い敷地。ここには、十字懸垂ができるベンチなどが置かれ、休みながら体を動かすことができます。ランニングの途中に立ち寄って、ストレッチができます。（桜丘宇山緑地から徒歩約5分

おいでよ用賀

上用賀六丁目広場

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上用賀六丁目広場は、世田谷通りを脇に入った場所にあります。子どもが遊べる遊具がある広場と、大人も利用できる健康遊具のある広場で、道路を挟んで2分割つされています。周辺は、マンションや戸建てに囲まれた静かな雰囲気。通りからの見晴らしがよいので、子どもを安心して遊ばせることができ、大人もランニングの途中などにストレッチなど健康づくりができる健康遊具を備えており、気軽に利用できる空間です。

馬事公苑

世田谷通りを五輪愛馬通り方面へ向かうと馬事公苑があります。約18万平方メートルの広大な敷地を誇る馬事公苑は、1964年のオリンピックで大会が行われた施設のひとつ。ここには、さまざまな馬関連の施設があり、現在は馬事普及拠点として活用されています。本厩舎には、約100頭の馬が繁養され、馬を間近に見ることができるほか、1964年の東京五輪で馬場馬術競技の会場となったグラスアリーナなど歴史ある施設も見学できます。敷地内には子どもが楽しく遊べる遊具や、芝生の広場も整備されています。（桜丘宇山緑地から徒歩約12分）

砧公園

環八通りと、東名高速の大きな通りに面している砧公園。約39万平方メートルの広い公園で、東京都内の花見の名所としても有名。花だけでなく、芝生や木立の間を流れる小川、バードサンクチュアリなど自然スポットなどもあります。都内とは思えない豊かな自然を満喫できます。敷地内には、世田谷美術館もあり、体を動かすだけでなく、文化的な時間を楽しむこともできます。（桜丘宇山緑地から徒歩約13分）

おいでよ用賀

東京都立砧公園

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砧公園は、東京都立の公園です。391,777.35平方メートルの広大な敷地には、軟式野球場兼競技場、小サッカー場、世田谷美術館の施設をはじめ、ハイキングなど家族連れで楽しめる広場やバードサンクチュアリ、サイクリングコースなども設けられた自然の地形を活かした公園で、長年憩いの場として多くの人たちに愛されています。

まとめ

桜丘宇山緑地は、緑あふれる空間です。ベンチや木陰、多目的トイレがあり、普段は遊び場として利用ができます。ただし、雨が多いときには水が溜まるので、遊ぶことはできません。小さな子どもを遊ばせるには遊具がなく手持無沙汰という場合は、周辺の遊具のある公園を利用するとよいでしょう。徒歩5分以内の場所に公園があります。また徒歩圏内には、宇山稲荷神社など散策におすすめの場所もあるので、公園だけでなく周辺を散策してみてはいかがでしょうか。

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