大きな地震や台風など、日本は自然災害に見舞われることが多いですね。東京都心でも、地形によっては大雨で駅が水没するなどの被害が出ています。
そこで、万が一のことが起きた時にどのような対策が取れるか、行政が行なっている防災対策について知っておくことはとても大切です。
いざという時にどこを頼ればいいのか、世田谷区の対策について説明します。
目次
世田谷区が行なっている防災対策7つ
世田谷区では、防災対策のハンドブックなどを配布し、各自でできるだけの備えをするよう促しています。
危険が身に迫った時の対応なども含め、常に災害に関する情報提供をしてくれていますので、有効に使いたいものです。
1.世田谷区防災マップアプリ
「災害時区民行動マニュアル」をスマホ用のアプリとしてダウンロードできるようになっています。
どこに避難したらいいだろう?と地図を見たいという時にこのアプリを使うと見やすいです。
アプリですので、通信環境が整っていないところでも使うことができます。
2.災害情報テレホンサービス
今どうなってる?何がおきてる?災害が起きて、どうすればいいか困ったら、災害情報テレホンサービスに電話をしてみてください。
番号:0180-99-3151
- 河川の水位状況
- 気象情報
- 緊急のお知らせ
などを聞くことができます。
情報料は無料ですが、通話料はかかります。
3.世田谷区雨量・水位情報
世田谷区内のあちこちに設置されたカメラによって、常に雨量や河川の水位を監視しています。
その情報は、映像でも見ることができますし、水位の状況が危険かどうかもわかります。川が近い人は大雨の時などに常にチェックしておきたいものです。
「雨量・水位情報」http://micos-sb006.on.arena.ne.jp/setagaya/uryou_gaikyou.html
4.災害・防犯情報メールサービス
災害情報、特に雨量や河川の水位、多摩川の洪水が起きないか?などの情報を知りたい!という人には、メール配信サービスがあります。
登録しておくと、最新の防災情報が世田谷区から送られてきます。
登録ページはこちら。http://www.bousai-mail.jp/setagaya/
5.区民行動マニュアルマップ版・防災カード
大きな地震が発生すると、慌ててしまってどうしたら良いかわからなくなってしまうことがあります。しかし、そんな時こそ冷静に行動することが大切です。
行動マニュアルでは、災害時にどのように行動すればいいかがわかりやすく書かれていますので、何もない時にしっかり読んでおきたいものです。
いざという時に、知識があるかないかで行動が大きく変わります。区役所や総合支所、出張所で配布してありますので、万が一の備えとして、手に入れておきましょう。
6.土嚢(どのう)ステーション
土嚢とは、土を詰めた袋のことです。土嚢が役立つのは、水害に備えるべき時。大雨で河川が氾濫した時などに活躍します。
用賀地域は、多摩川から2kmほど離れていますので、多摩川が氾濫して水没するということは考えにくいものの、都市部では排水がうまくいかなくなり、家が浸水する可能性があります。
そんな事態に備えるのが土嚢で、家の周りなどに積んで水の侵入を防ぎます。
世田谷区では各地に土嚢ステーションがあり、誰でも土嚢を使うことができます。
用賀地域では、次の3カ所にあります。
- 上用賀児童館:上用賀4-14-3
- 上用賀三丁目公園:上用賀3-6
- 用賀出張所:上用賀2-29-22
基本的にはそのままもらえますが、持っていったものの使わなかった、という場合には次の方が使えるように返却してください。
7.住宅の耐震化率アップ
東日本大震災以降、世田谷区では建物の耐震化を進めています。世田谷区ではおよそ6万戸が耐震基準を満たしていないとされており、そのような建物は無料の耐震診断を実施しています。
診断の結果、耐震工事が必要とされた建物については、改修工事の助成が受けられますので、心配な方は区役所に聞いてみましょう。
「世田谷区耐震改修促進計画」https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/002/001/005/004/d00013086.html
[最終更新日]2020/05/27 |