世田谷区立大蔵運動公園

世田谷区には公園が多数存在していますが、大蔵運動公園は、敷地面積11万2,816.44平方メートルあり、世田谷区内の公園ではトップ10に入る広さを誇ります。都立砧公園とは道を挟んで隣り合う位置にある大蔵運動公園の広い敷地にはどのような施設が備わっているのでしょうか。今回は、大蔵運動公園について紹介します。

砧公園の近くにある運動公園

大蔵運動公園は、現在の正式名称を「世田谷区立総合運動場」といい、世田谷区の大蔵に位置する区立の運動施設です。砧公園に隣接しており、正面入り口は、大蔵通り沿いにあります。開園したのは、1967年。

大蔵通りの正面から入ってすぐの場所には、児童広場があります。ぶらんこやすべり台、ジャングルジム、鉄棒のほか、個性的な遊具も点在しています。また、園内には、C57 57というSLが保存してあるのもこの広場の特徴。SLには登ることもできます。ちなみにこのSLは、戦前に作られたもので、運転席もあります。運転席自体はプラスチックのシートでさえぎられているので入ることはできませんが、観察はできるので、子どもの興味をそそること間違いなし。

児童広場の横は入口から総合体育館へ向かう通りには、噴水がありシンボリックな雰囲気を醸し出しています。噴水の手前は、バラ園が連なっています。赤や白など、季節ごとに見られる品種が花開き、優雅。またクレープ屋、パン屋などキッチンカーも並んでいます。夏はかき氷のキッチンカーも登場。暑い中、児童公園で遊ぶ子どもたちのお楽しみのひとつでもあります。

自由広場もあります。ここには、オブジェが設置されているほか、オブジェのようにも見える運動器具も備えられています。大人向けのもので、普段は使わない筋肉をストレッチできそう。チャレンジしてみては？

園内にはベンチも設置されているので、木陰を探して、お弁当やキッチンカーで購入したものをいただいたり、運動したあとのんびり休むのもおすすめ。

温水プールの棟にはレストランも

園内の正面には、体育館があります。噴水のバックにある建物はピラミッドのような三角が印象的なおしゃれな建物。体育館内には、バスケットやバドミントンができるアリーナや弓道場のほか、マシンが置かれたトレーニングルームや武道場、エアーライフル場などがあります。子ども連れでも来れるようにカラフルなマットが敷かれたキッズスペースも。運動スペースなので、子どももここならたっぷりと体を動かせそう。嬉しいことに、マッサージチェアが置かれたリラクゼーションルームも設置されています。運動したあとの体を休めてから帰宅するのもよいでしょう。

体育館のほかに、敷地内には野球場、陸上競技場、テニスコート、温水プールの施設が点在しています。高校生や大学生、近隣の住人の方々や団体など、多くの人たちに活用されている施設はどれも本格的な設備が備わっています。

公園内には、温水プールには50mプールと25mプールプールもあります。。さらに温水プールの建物の横にある大倉第二運動場には、温水プールウォータースライダーがある屋外プールも。プールのあるフロアには、ジャグジーや幼児用のプールもあります。家族で利用できるのは嬉しい限り。更衣室は木の雰囲気がおしゃれできれいです。

温水プールの2階には、レストランや売店があります。売店では水着などのスポーツ用品、レストランはカレーやパスタ、ラーメンなどの単品をはじめ、定食も。スポーツ観戦をしたあとに食事を楽しんだり、試合のあとの打ち上げや散歩がてら食事へ行くのもありです。

大蔵通りを挟んだ隣は砧公園

大蔵通りを挟んで隣り合わせにあるのは砧公園。世田谷区でもナンバー1の広さを誇る公園です。園内には、「みんなの広場」「わくわく広場」「ねむの木広場」「芝生広場」「子供の森」「チリリン広場」「ファミリーパーク」など子ども連れの家族がのんびり、楽しく過ごせる広場が充実。またサイクリングやジョギングができるコースもあります。

多摩川の支流である谷戸川も流れており、要所要所に橋がかけられています。見どころは「吊り橋」。区部では珍しい吊り橋なので、自然を満喫しながら渡ってみてはいかがでしょうか。このほか、大蔵通りに近い位置には「バードサンクチュアリ」も。コナラやサワラ、エゴノキなどの樹林を柵で囲い、保護区になっている場所には池があるので、湿地の植物も育っています。カルガモやコサギなど12～13種類の野鳥が飛来してくる様子を少し高台に設けられた観察窓から見ることができます。

芝生の広場では、ハイキングをしている人たちもいますが、園内には、レストランや売店も設置されています。レストランは世田谷美術館に併設されたフレンチ。アートとともに優雅なランチタイムを過ごせそう。売店ではコーヒーなどのドリンクや軽食とともに、人気の「きぬた焼」が販売されています。たぬきのかわいいキャラクターのお菓子で、夕方行くと完売ということも多いので、食べたいときは早めに購入しておくのが得策です。夏は緑豊かな空間ですが、秋には紅葉、春には桜の名所としても知られ、季節感を堪能できる魅力いっぱいの公園です。

おいでよ用賀

東京都立砧公園

https://mycity-info.com/yoga/17.html

砧公園は、東京都立の公園です。391,777.35平方メートルの広大な敷地には、軟式野球場兼競技場、小サッカー場、世田谷美術館の施設をはじめ、ハイキングなど家族連れで楽しめる広場やバードサンクチュアリ、サイクリングコースなども設けられた自然の地形を活かした公園で、長年憩いの場として多くの人たちに愛されています。

まとめ

大蔵運動公園（世田谷区立総合運動場）と砧公園という世田谷区を代表する公園に恵まれた用賀。用賀駅から歩くと約20分ほどかかりますが、たどり着けばどちらの公園も緑豊かで、体を動かすにはおすすめの場所です。遊具などアスレチックを楽しみたい場合は運動公園、お散歩やハイキングにチャレンジしたいなら砧公園へ。目的に合わせて行く場所を検討できるのもこの街の素敵なところ。都心でありながら豊かな自然を満喫できる用賀なら心身ともに健やかになれるはず。ぜひ出かけてみてください！

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