用賀駅から徒歩約10分。用賀中町通りから一歩奥に入った位置にある天神公園。この名前の由来は、もともとこの場所に天神溜池があったから。天神溜池とはどんな場所だったのか。天神公園とともに天神という名前の由来も紹介します。
目次
シンプルだけど落ち着く空間
敷地約540平方メートル。平な園内は、小さい子どもが駆けまわったり、バギーなどがあっても動きやすいのが魅力です。遊具は、すべり台とぶらんこなど。砂場もあります。砂場には、カバーもされています。
園内や周辺には樹木がレイアウトされているので、落ち葉や緑など、季節によってさまざまな公園の表情を楽しむことができそうです。
ベンチやトイレも設置
子どもは急にお手洗いへ行きたくなることが多いので、トイレが備わっていると安心です。また、子どもたちを遊ばせている間ママやパパ、保護者の方々がひと休みできるベンチも設置されています。お年寄りが散策の途中でお休みするのにもよいですね。また、トイレには水道もあるので、汚れた手などを洗うことができるのも保護者にとっては魅力的です。
天神公園と呼ばれる理由とは?
天神というと、九州などを思い描く人は多いのでは。用賀なのに、天神公園という名前がついている理由は、この公園があった場所がむかし、天神溜池があったためです。公園の入り口付近に、天神溜池跡と掘られた石が立っています。
溜池があったのは、江戸時代の中期頃と言われています。記録によれば、1720年(享保5年)にこの辺りで田んぼをしていた人たちにより作られた溜池だそう。池の広さは約3300平方メートル。池の西側辺りに、小高い箇所がありそこに天神様のお社があったことからこの池が「天神の池」と呼ばれていました。
天神の池は、水を田んぼに送りつつ、谷沢川として下流で等々力渓谷経由で多摩川まで流れていました。この池は1935年(昭和10年)頃、用賀の耕地整理事業の際、埋め立てられてしまいました。現在は住宅地と、天神公園になっているのです。
周辺には、日本中央競馬会 (JRA) が運営する馬事普及の拠点・馬事公苑のほか、桜が多く、花見の名所としても有名な砧公園、世田谷美術館、毎年初午の日にはお祭が行われる本村稲荷、1929年(昭和4年)陸軍が使う薬などを作ったり保管する施設、衛生材料廠跡など緑や歴史に触れられる場所も点在しています。地域の自然や歴史に触れれば、用賀への愛着も深まりそうです。
店舗・施設情報 | |
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名称 | 天神公園 |
住所 | 東京都世田谷区上用賀1丁目8−1 |
交通 | 電車1:東急田園都市線 用賀駅 北口 徒歩10分(約750m) |
開園時間 | 24時間開園 |
駐車場 |
無し
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トイレ | 有り |
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[最終更新日]2021/06/15 |
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