用賀駅から、砧公園・世田谷美術館へと続いているおしゃれに整備された用賀プロムナード「用賀いらか道」と環八沿いに位置する「上用賀五丁目いらか道市民緑地」。モダンで散策におすすめの空間はいつごろできたのか、見どころは? 今回はプロムナードと市民緑地について紹介します。
目次
四季を楽しめる市民の緑地
環状八号線を挟んで砧公園の対面に位置する上用賀五丁目いらか道市民緑地。用賀駅から砧公園、世田谷美術館まで続く用賀プロムナード・いらか道沿いにあるため、「いらか道市民緑地」と名付けられています。
1146.44平方メートルの敷地内には、カエデ、マキ、ツバキ、サルスベリ、ツツジなど、庭木としても人気の高い樹木が数多く育てられています。暮らしの中で身近な樹木をはじめ、花や緑陰、紅葉や木漏れ日など、四季を感じられる緑地。ベンチもあるので、いらか道を散歩したときにひと休みするのもおすすめです。
いらか道とは?
用賀駅から緑地へ向かういらか道。ここは再開発された用賀駅から砧公園までの約1kmの用賀のプロムナード(散歩道)です。日本の道をテーマに造られた、懐かしさと遊び心を持った空間で、植栽が季節感を楽しませてくれます。この道は、瓦(いらか)をキーワードにデザインされており、その一部の区間は「いらか道」と呼ばれています。
プロムナードは、用賀駅周辺の世田谷ビジネススクエアビル群をはじめ、駅周辺の広場やオブジェ、周辺道路なども「いらか」と同じ色彩であるグレー系統で統一されているのが特徴です。プロムナードが造られたのは、1986年。設計をしたのは、象設計集団。設計でこだわったのは、樹木、草、土、玉石、瓦、木材、水などのやわらかな素材とやわらかな空間構成。また、歴史を物語る道として、玉石の道、くわ、茶、宿場のような仕掛け、この道の名前にもなっている瓦(いらか)の素材にもこだわっています。
ちなみに、この瓦は、灰色をした淡路瓦を採用。淡路瓦は、400年の歴史を刻んだ淡路島の伝統工芸的地場産業のひとつです。シックな灰色の素材は、都市の風景にもマッチし、奥深い情緒を醸し出しています。
百人一首も楽しめる道
いらかの道を歩いていると、道に、文字が掘られていることに気づきます。路面のほか、所によっては壁などに百人一首の句が1から順に彫られています。そのため、「いらか道」は、「百人一首の道」と言われることもあるそうです。
短歌には、番号が振られているので、子どもが歌の意味がわからなくても、番号を見つけて道を楽しそうに歩く姿も見られます。数字を追いながら、歩けば約17分かかる砧公園までの道のりも楽しいものになりそう。子どもも飽きることなく、歩けます。
まとめ
花や豊かな緑が楽しめる上用賀五丁目いらか道市民緑地。用賀駅から砧公園までは、バスも運行されていますが、アートを楽しむ感覚で散策ができるいらか道を通れば、ウォーキングと季節を満喫できます。お天気の良い日は、ぜひ歩いてみては?
店舗・施設情報 | |
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名称 | 上用賀五丁目いらか道市民緑地 |
住所 | 東京都世田谷区上用賀5-12 |
交通 | 電車1:東急田園都市線 用賀駅 南口 徒歩10分(約800m) バス停:用賀中学校または砧公園緑地入口 下車 徒歩5分 系統: 【都立01】成城学園前駅~都立大学駅北口 【園01】田園調布駅~千歳船橋 |
開園時間 |
月曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00)
火曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) 水曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) 木曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) 金曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) 土曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) 日曜日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) 祝 日:9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00) |
休園日 | 年末年始(12/29~1/3) |
駐車場 |
無し
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[最終更新日]2021/02/12 |
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