用賀駅から徒歩約7分。環八通り、首都高速三号線に近い玉川台の住宅街にある雑木林。ここは世田谷区の緑地に隣接している民有地。現在、市民緑地として契約され、区緑地と一体の樹林として保全公開されています。「五郎様の森」と呼ばれる由来とは? 今回は、玉川台自然観察林(玉川台二丁目五郎様の森緑地)について紹介します。
目次
五郎様の森と言われる理由は?
敷地面積約、617.08平方メートル。玉川台自然観察林は、玉川台二丁目五郎様の森緑地と呼ばれています。1982年(昭和57年)に世田谷区が所有者から借り受けて以来、区との連携で、自然観察林と一体の樹林として保全、公開されています。ここは、かつて地域の方々から「五郎様の森」として親しまれてきた屋敷林でした。
昭和57年から世田谷区が借受け、樹林地を保全するとともに、自然に親しむ場所として活用していた「自然観察林」を「玉川台二丁目五郎様の森緑地」として整備しました。
緑地名は、古くから地域の方々より「五郎様の森(ごろさまのもり)」と呼ばれ、地域のシンボル的な存在であったことから、これからも地域の方々に親しまれる緑地となるように名づけました。「五郎様の森」は、元所有者のご先祖の名前に由来します。
五郎様の森という名称は、元所有者である高橋氏のご先祖「高橋五郎衛門」の名前に由来しています。屋敷林の面影が残る敷地には、ケヤキやシラカシなどの大木のほか、モウソウチクなどが植わっています。
手を入れ過ぎず、自然のままを大事にしている癒しの空間
2014年に、市街地に残っている貴重な自然環境および緑の保全を推進する「東京都市計画緑地」に追加されています。樹林地の保全とあわせて、腐葉土づくりや、花のプランターづくり、カブトムシの飼育を行ってきました。
貴重な樹林地を今後も長く保全できるよう、土地の一部は区へ寄附されました。現在は、区立の都市緑地として、樹林の保全はもちろん、枯れている木や生育がよくない木、シュロなど景観上ふさわしくない木や、施設設備に支障となる木などは一部伐採されました。
また整備により、敷地内には散策しやすいように土の園路が造られました。出入り口は2か所に設置。老朽化したフェンスは新調し、管理詰所や倉庫も新設されています。
カブトムシに出会える森林浴におすすめのスポット
自然がたくさん残された園内には、カブトムシの飼育小屋が設置されているほか、せたがや百景の碑もあります。環八通りに近い、都心とは思えないほど緑豊かな空間。かつては玉川台自然観察林として一般には非公開の敷地でした。いまは開かれた空間となったことで、家族連れなどが散策を楽しむ憩いの場になっています。夏になるとカブトムシの飼育も行われており、カブトムシを見ることもできます。子どもを連れていくと喜ばれそうです。また、豊かな緑は身も心も癒してくれるはず。森林浴におすすめです。訪れて都心の喧騒を忘れてみては?
周辺には、玉川台2丁目公園や世田谷区立玉川台公園があるほか、環八通りを越えると世田谷美術館もある砧公園、フラワーランド(瀬田農業公園)など公園が多数。ニトリや用賀倶楽部などもあるので、休日は散策とランチ、ショッピングを楽しむのも良さそうです。
店舗・施設情報 | |
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名称 | 世田谷区立 玉川台二丁目五郎様の森緑地(玉川台自然観察林) |
住所 | 東京都世田谷区玉川台2-30-8 |
電話 | 03-3704-4972(玉川公園管理事務所) |
交通 | 電車1:東急田園都市線 用賀駅 南口 徒歩6分(約450m) バス停:玉川台二丁目 下車 徒歩1分 系統:東急バス |
開園時間 |
月曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00)
火曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) 水曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) 木曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) 金曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) 土曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) 日曜日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) 祝 日:9:30~17:00(11月~3月は9:30~16:00) |
休園日 | 年末年始(12/29~1/3) |
駐車場 |
無し
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[最終更新日]2021/02/10 |
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