緑に包まれた憩いの場!都民のための「駒沢オリンピック公園」
「駒沢オリンピック公園」はどんな公園?
「駒沢オリンピック公園」は東京都世田谷区と目黒区に位置しています。公園の面積は(41.3ha)あります。東京ドームは(4.7ha)です。東京ドーム8個がすっぽり入ります。日比谷公園は(16.2ha)です。日比谷公園が2.5個くらい入る計算になります。 ここが都心に近い場所であることを忘れてしまうくらいのスケールの大きさです。世田谷区で一番大きい公園です。
大正二年に「駒沢ゴルフ場」が造られるという話がもちあがります。それまでは雑木林や松、畑の淋しい場所であったようです。
こどもはキャディーでお小遣い稼ぎなどしました。今と違っておおらかな時代だったようです。 子供はキャディー小屋に登録すると洋服を支給されました。着物を着ていた時代だったので洋服を着るのは珍しかったことでしょう。
同じころの大正二年に『駒沢大学』は麻布からこの地へ移転しています。
昭和15年にオリンピック大会の中心会場としてこの地が予定され具体的な計画をさせていました。しかし戦争により返上となりました。
終戦後は人々の心は自暴自棄に陥りやすい状況でした。そんな中でプロ野球が復活します。大阪神戸を中心とした国民体育大会の開催もされました。 戦後のスポーツ関係者のスポーツ界への努力は傷ついた人々の慰めとなりました。人々の心に希望の光だったのがスポーツです。スポーツは人々の明日への希望となったのです。
1964年東京オリンピックがアジアで初開催されると「駒沢オリンピック公園」は第二会場となります。バレーボール、サッカー、ホッケー、レスリングの会場として使用されました。
当時「緑濃きオリンピック会場をつくろう。」ということで一体的な公園計画が立てられました。そのようなスローガンから統一されたデザインになっています。協力会ができ自主的に組織運営されました。現場のトラブル防止をはかり事故がほとんどなかったというので驚きます。
どうしてこのような統一されたデザインが計画がされたのでしょう。目的はオリンピック大会のその後にありました。それは将来とも都民に喜ばれる施設をつくることでした。今の都民に親しまれる「駒沢オリンピック公園」の姿を見ているとその思いが伝わってくるようです。
都民のスポーツセンターは、緑に包まれた憩いの場であること、東京の数少ない運動公園として考え利用していこうという思いで作られました。公園を歩いてみるとそのような思いを感じることが出来ます。
「駒沢オリンピック公園」は防災公園!
「駒沢オリンピック公園」は正面玄関というものがありません。公園の真ん中を道路が貫通していてお団子みたいになっています。中央広場のバス停がメインゲートということになります。
出入口はたくさんありますのでとても便利です。最寄り駅は東急田園都市線の「駒沢大学前駅」で陸上競技場(サービスセンター)まで徒歩約15分です。駅からバスを利用しますと「駒沢公園東口」または「東京医療センター前」で下車します。
桜新町駅からも自転車を利用すると総合体育館まで約1.9キロです。10分くらいで行くことが出来ます。
駒沢オリンピック公園は世田谷区の広域避難所としての役割もあります。防災公園となっています。
東京都や各市の総合的な防災計画である「地域防災計画」では、都立公園58ヶ所が「避難場所」とされているほか、35ヶ所が「大規模救出・救助活動拠点」や 「ヘリコプター活動拠点」などに指定されています。東京都建設局の所管する公園ではこれらを「防災公園」と呼んでいます。 東京都公園協会では、「避難場所」37ヶ所、「活動拠点」28ヶ所を管理しています。
東京都公園協会 HPより 防災公園を知ろう~安全な街づくりのための防災公園~|公園へ行こう! (tokyo-park.or.jp)
敷地内でヘリコプターが活動できるように指定されています。いざ地震が起きたら「自助」「共助」「公助」が鍵となります。日ごろから家庭でも地震について備えておきましょう。
「駒沢オリンピック公園」は空が広い!
「駒沢オリンピック公園」は統一されたデザインで一体的な公園計画で立てられました。 それをよくあらわしているのが中央広場です。こちらの広場からはすべての施設を見渡すことが出来るようになっています。公園のほぼ中央に位置する「管制塔」は「オリンピックの記念塔」です。50Mの高さがシンボルタワーとして存在感があります。周りは池に囲まれています。池の中に浮かび上がる様子はとても美しいです。公園の中枢機能としての役割があります。 広い空SNS映えする写真が撮れる「駒沢オリンピック公園」。中央広場の管制塔あたりがおすすめです。さあどうでしょう。中央広場は120メートルと幅160メートル2万㎡の広さがあります。石畳が名物です。のびのびと「中央広場」の広い空の写真を写してみてはいかがでしょう。
「駒沢オリンピック公園」は緑が濃い!
緑濃きオリンピック会場をということで「駒沢オリンピック公園」は緑が素晴らしい公園となっています。世界に誇る日本の庭園技術を見ることができます。外国からのお客様も1964年の東京オリンピックのときは感動したことと思います。写真は日本庭園の手法築山をイメージした大刈込です。 今では全国で緑豊かな公園を身近に楽しめることができます。「駒沢オリンピック公園」にならって整備されていったようです。
「駒沢オリンピック公園」で自転車を借りられる!
緑を楽しむにはサイクリングやジョギングがおすすめです。「駒沢オリンピック公園」のサイクリングコースは「チリリンコース」と「ファミリーコース」があります。
ジョギングコースは一周2,140メートルで森林浴も楽しむことのできるコースになっています。レンタル自転車もあります。
ペアペアという自転車もあります。デートなどにもよろしいのではないでしょうか。 登録が必要ですがドッグランも利用できます。
「駒沢オリンピック公園」のストリートスポーツが熱い!
たくさんの人がいろいろな運動をしに来ています。でも公園が広いのでソーシャルディスタンスが保てていました。 児童公園も3か所ありお子様連れにも安心して遊べます。
ストリートスポーツ広場もたくさんの人で賑わっていました。近くでストリートスポーツを見ることができるので面白いと思いました。
ストリートファッションに身を包んだ方たちがストリートスポーツを楽しんでいらっしゃいました。皆さんおしゃれでファッションを見ることも楽しみのひとつです。
「駒沢オリンピック公園」名物「こまざわこっぺ」
たっぷり遊んだとは『円形花壇前のミスターファーマー駒沢』売店で「こまざわコッペ」をいただきます。種類は約10種類。気分に合わせてお食事系のコッペパンや甘いコッペパンを選んでいただくことが出来ます。
形も大きめで食べやすく大満足です。温かい飲み物もあります。一緒にいかがでしょう。
運動したい人も、大きい空を見たい人も、緑を感じたい人もお外でランチをしたい人も。「駒沢オリンピック公園」は都民のためのみんなの公園です。
「駒沢オリンピック公園」に来たときは、桜新町に遊びにおいでよ!
[最終更新日]2020/12/26 |