桜新町の駅を出て、長谷川町子美術館までの通りが桜新町商店街です。
駅前では、サザエさん一家の銅像が出迎えてくれますが、美術館までの道すがら、あちこちにサザエさん一家のキャラクターが顔を出していて、散歩をするだけでも楽しい商店街です。
目次
200を超える店舗が軒を連ねる商店街
桜新町もそれほど派手な街ではないので、商店街も人情味溢れた温かみのある場所です。
サザエさんたちがそこかしこから顔を覗かせる商店街の通りは、「サザエさん通り」と呼ばれて、地元の人のみならず、サザエさんファンからも親しまれています。
駅前の商店街とこのサザエさん通りを合わせると、なんと200以上もの店舗がある商店街は、お買い物に便利な通りです。
桜新町商店街の歴史
さて、桜新町商店街はどのようにして始まったのでしょうか。
今の商店街の形が出来始めたのは、昭和の初め、7年ごろですが、戦後になってから桜新町商店街組合が設立されました。
1952年には地方からの働き手を受け入れることが提案され、1955年に入ってから集団就職15人が実現するのですが、これが集団就職のモデルケースになったと言われています。
日本では高度成長期の真っ只中で、どこも深刻な人手不足でした。その後も桜新町商店街では、地方からの集団就職を受け入れてきました。
1971年になると、桜新町商店街振興組合が発足し、翌年には商店街会館も完成しました。
サザエさんの街になる
1985年に長谷川美術館が開館すると、その翌々年にはこの商店街がサザエさん通りと命名されます。
ここから、サザエさんの街としての歴史が始まったともいえるでしょう。
桜新町の名前通り、春には満開の桜の中をサザエさんたちと一緒に散歩が楽しめる、人情豊かな商店街です。
イベントもたくさん!
桜新町商店街では、年間を通して様々なイベントが開催されています。
- 4月:さくら祭り
- 9月:ねぶた祭り
- 10月:ハロウィン
- 11月:秋の味覚まつり&物産展
- 12月:歳末大抽選会
さくら祭りの時には、駅前のお花見広場には色々なお店が出て賑わいます。
中央のステージでも様々な催し物がありますので、1日中楽しめるお祭りです。
お祭りの開催が4月中旬とやや遅めなのですが、これは肝心の桜がソメイヨシノではなく八重桜だから。開花の時期が少し遅いので、他の地域よりも少し遅い開催になっているんですね。
もちろん、サザエさん関連のブースもありますので、サザエさんファンは是非参加して欲しいです。
ねぶた祭りはよりがメインのお祭りですね。ねぶたの運行は迫力があって見応えがありますよ。
昔ながらの人情あふれる商店街
サザエさん通りには、古くからある店も多く、とても人情味のある、昔ながらの商店街という風情。
一方で、新しいお店も頑張っています。
Lien de Sazaesan(リアン・ドゥ・サザエさん)
こちらはサザエさん公式カフェ。サザエさん通りにあり、駅からは徒歩5分ほどです。
サザエさんの温かみを感じられる店内は、子供と行くのもおすすめ。サザエさんをかたどった「サザエさん焼き」、サザエさんが描かれたアートなカフェラテなど、他ではお目にかかれないお菓子やドリンクをいただくことができます。
散歩をしている途中に休憩がてら入るのもいいですが、テイクアウトもできるので、散策しながら食べるのも楽しそうですね。
サザエさん関連のお土産も売っていますので、桜新町を訪れた記念に購入してみてはいかがでしょうか。
フレンチ・アンフュージョン
季節ごとに、厳選された新鮮な素材で作り出される本格フレンチのお店です。ミシュランガイドにも載っているということですから、それは美味しいに違いありません。
ランチは2,500円から、ディナーはアラカルトとコースメニュー、両方あります。コース料理は4,200円から楽しめます。
お得なポイントカード「チェリーカード」
桜新町の商店街には、この商店街独自のポイントカードがあります。加盟店でお買い物をすると、100円(税別)につき1ポイント貯まります。
地道にポイントを貯めていくと、5ポイントごとに1個、チェリーマークがつくのも楽しみの一つ。350ポイント貯まると、加盟店で使える500円分のお買い物券になります。商店街の主催する抽選会などのイベントにも参加できますし、単なるポイントカード以上のメリットがありそう。
また、
- 芝信用金庫
- 三井住友銀行
- JA世田谷目黒
の3ヶ所で預金として利用することもできる優れものです。
ポイントの有効期限がないので、急いで貯めなくてもいいというのも嬉しいところです。
[最終更新日]2020/02/17 |