法林寺

東武アーバンパークライン「新柏」駅から徒歩20分ほどの場所に構える「法林寺」。
柏市に点在するよくあるお寺ではあるものの、柏市内最大の樹木である「法林寺の大銀杏」がそびえ立っていたり、頻繁に行事が行われていたりするなど、活気のあるお寺です。
お寺巡りが好きならば、ぜひとも一度は訪れたいと思えるはず。

法林寺の創建は1650年

法林寺の創建は1650年（慶安3年）。江戸時代は東葛飾郡新川村（現流山市）の西円寺の門徒寺で、享和3年（1803年）の「村明細帳」には、香取大明神宮・不二大権現宮を支配していたとのこと。柏市内のお寺は遍歴がはっきりしないものも多々ありますが、法林寺はしっかりと記録が残っています。

法林寺境内の見事な大銀杏

法林寺最大の見どころといっても過言ではないのが、高さ30メートル・根本の太さが周囲14メートル以上に達する見事な大銀杏ではないでしょうか。法林寺内の掲示物によると、どうやら大銀杏の歴史は1389年にさかのぼるとのこと。柏市指定文化財（天然記念物）にも指定されており、お寺巡りが好きならば、ぜひとも目にする価値があるでしょう。

写真からではあまり実感できませんが、本当に見事な大銀杏です。昔々、法林寺付近で起きた大飢饉の際にも、村人はこの銀杏の木の実で飢えをしのいだとも言われており、近隣住民にとって命の恩人。筆者取材時にはあまり色づいていませんでしたが、タイミングが良いと鮮やかな銀杏がおがめます。

管理が行き届いたお寺

法林寺は管理人が駐在しており、管理が行き届いたお寺です。時折、展示会や寄席などのイベント事も行われており、活気がありますよ。また、法林寺のマスコット“ほうりんくん”なるものも存在し、PRにも力を入れているのでしょう。御朱印もあるようですので、ぜひとも買い求めてみてください。

学問の神や子育て（安産）の神などがまつられています。

極小ながらも駐車場がありますので、遠方からでも車で行けますね。普段は閑散としていますので、落ち着いた参拝をしたいなら、行事のない時に訪れてみましょう。柏市の天然記念物として指定された大銀杏は立派で、全体的にパワースポット的な神々しさがあります。遠くからでも訪れる価値のあるお寺です。ぜひとも、お立ち寄りください。

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